小児歯科

まずは歯医者に慣れることから

当院では大人もお子さんも安心して治療を受けられる環境を大切にしています。
「歯医者＝怖い」とならないような医院づくりをはじめ、お子さんを歯医者嫌いにさせないように無理せずお子さんのペースに合わせます。

通いたい歯科医院になるための工夫

乳歯は虫歯になると進行が早く、夜も眠れないほどの痛みが出るまでの時間が短い歯です。治療が必要になったとき歯医者に通うことができなければ、お子さんに辛い思いをさせることになってしまいます。そのため歯医者は痛い、怖い場所ではなく、痛くならないために行く場所だと教えてあげてください。

乳歯の特徴

乳歯は永久歯と比べて弱いため、酸に対する抵抗性も低く、虫歯にもなりやすいという特徴があります。
仮に虫歯になってしまっても、初期虫歯の状態のうちに適切な処置を行えば、削らずに治すことが可能です。初期虫歯を放置してしまうと、削って治す処置が必要になります。お子さんの虫歯も早期の発見・早期の治療が重要です。

大人（親）からお子さんへ虫歯菌は感染します

本来子どものお口の中には虫歯菌や歯周病菌はいないとされていますが、お父さんお母さんが使用したスプーンなどを使ってそのまま与えたり、口移しで与えたりするとお父さんお母さんのお口に住んでいた虫歯菌がお子さんのお口の中に移ってしまいます。少しでも虫歯菌の感染を防ぐためには、お父さんお母さんが虫歯の治療を済ませ、お口の中に虫歯が少ない状態にしておく、ということが重要になります。

お子さんの虫歯予防

① シュガーコントロール（糖分の摂取回数を控えめにする）
② プラークコントロール（ブラッシングで虫歯菌を減らす）
③ フッ化物を用いる（歯を強くする）
④ お菓子は代用甘味料を用いたものにする（砂糖を控える）
⑤ 食物の摂らせ方を注意する（口移し・親の使用したスプーン等の共用は控える）

フィッシャーシーラント

フィッシャーとは、歯を噛み合わせた時に上下の歯が触れる面の溝のことです。虫歯になってしまう前に歯の溝をフッ素の入った樹脂（シーラント材）で埋める方法が「フィッシャーシーラント」です。
乳歯や生えたばかりの永久歯は、溝が深く虫歯が発生するリスクが高いため、虫歯になる前に溝を封鎖する処置を行います。